imgeeが手がけてきた、空間演出・技術開発・都市可視化などの制作実績をご紹介します。 映像・データ・AI・システムなど、多様なプロジェクトを横断する提案・開発力を強みに、 実現性の高いアウトプットをご依頼に応じて提供してきました。
16Kテストパターン制作
クライアント名: コニカミノルタ プラネタリアTOKYO 様
用途: ドームシアター上映機器テスト/Cyber NamuNamu上映事前検証
目的/課題:同施設での16Kコンテンツの上映は前例がなく、上映機器が16Kに対応しているかどうか、
フル解像度での投影・カラーバランス・音声同期などを事前検証する必要がありました。
Cyber NamuNamuの映像上映に先立ち、上映機器の仕様に完全準拠したテストパターンの制作を担当。

PTZカメラ制御システム開発
クライアント名: 非公開(製造業・工場内設備)
用途: AI解析対象への自動カメラ追尾・アングル調整
目的/課題:製造ライン上でAIによる物体解析を行う際、
対象物が任意の位置や大きさで現れるため、カメラの自動調整が必要でした。
オペレーターの手を煩わせず、常に解析しやすい映像を提供するため、
対象物の位置とサイズに応じてPTZカメラのパン・チルト・ズームを自動で最適化する制御システムを構築しました。
内容:他社が開発したAIシステムからリアルタイムで送信される2D物体認識データをもとに、
独自のロジックで3D空間座標・対象サイズを推定。
その情報をもとに、PTZカメラを対象物に対して最適な画角・構図に自動で調整する制御を実現しました。
UI・制御部分はTouchDesignerをベースに、Pythonで通信・処理を統合。
提供内容:
・AI解析システムとの通信仕様設計
・2D認識→3D空間推定→PTZ変換アルゴリズム構築
・TouchDesignerによるリアルタイム制御UI制作
・Pythonスクリプトによる制御プロトコル連携・動作検証
使用技術:TouchDesigner、Python、PTZ制御プロトコル、リアルタイム座標変換アルゴリズム、3D空間推定ロジック
備考:本システムは、将来的に対象追尾や視差制御への展開も可能な構造となっており、
製造業・施設管理・ロボティクスなど幅広い応用が期待できる高精度カメラ制御基盤です
GT-8K プロモーション映像制作
クライアント名: 朝日航洋株式会社 様
目的/課題:点検車両GT-8Kの技術の魅力を、8K映像でわかりやすく伝えるプロモーション映像の制作。
内容:空間情報技術の未来像を、超高精細8K映像で可視化。
GT-8Kのスペックや開発者の思いを伝えるために、実写映像と点群データを交えた演出構成で制作しました。
提供内容:企画構成 8K撮影 編集 音声収録 演出全般
使用技術:8Kカメラ(Astro Design AB-4815)、TouchDesigner、DaVinci Resolve

PLATEAU TouchDesignerプラグイン開発
クライアント名: 国土交通省 様(受託:角川アスキー総合研究所)
協同開発:BASSDRUM inc.
目的/課題:PLATEAUプロジェクト(全国の3D都市モデル整備・オープンデータ化)のさらなる活用促進。
TouchDesignerでのリアルタイム可視化・操作に対応した専用プラグインを開発。
内容:東京都をはじめとする都市モデルをTouchDesigner上で直接読み込み、
地形や建物をリアルタイム操作できるビジュアル表現・シミュレーション環境を構築。
属性情報を地図上にプロットするサンプルtoxも同時制作。
提供内容:PLATEAU形式データのTouchDesigner対応化
toxファイルの制作(ビジュアル表現/属性プロット)
データ最適化と軽量化処理
使用技術:Python、TouchDesigner、CityGML
PLATEAU公式紹介ページ:▶︎https://www.mlit.go.jp/plateau/learning/tpc-34/

▲ TouchDesigner上で動作するPLATEAUプラグインの実行画面(toxファイルより)
子どもたちに都市をひらくMinecraft学習体験
クライアント名: 非公開(展示会・イベント向け)
用途:子ども向け都市理解教材 (2024年1月某日に実施)
内容:PLATEAUの3D都市モデル(新宿)をベースに、Minecraft上で都市再現ワールドを制作。
子どもたちが自分の足元にある都市の構造を「遊びながら理解」できる空間を提供。
都市のランドマークや通学路、区画ごとの特徴なども反映し、都市計画・交通・暮らしに対する関心を自然に引き出す構成とした。
PLATEAU活用を、次世代への学びとつなげる新たな取り組みとして注目されました
使用技術:PLATEAU 、マインクラフト

※画面はMinecraft®を活用した学習コンテンツの一部です。
Mojang Studiosのライセンスに基づき、教育目的の事例として掲載しています。
Mirror Earth ー 自然と時を映す、ビジュアルアート
クライアント名: 非公開(Slit Park内 常設設置)
設置場所: 東京都千代田区丸の内3丁目4−1「Slit Park」内
目的/課題:屋内空間にいながらも、自然の時間の流れと気象の変化を感じられるビジュアル体験を創出。
オフィスワーカーや来訪者が、ふと心を整える時間と空間を得られるよう設計。
内容:朝・昼・夕方・夜、春夏秋冬といった時間帯・季節の変化を映像表現で再現したインスタレーション。
まるで自然を映す鏡のように、都市の中にもうひとつの自然空間を立ち上げます。
将来的には気象情報との連動による表現切り替えも構想されており、柔軟な拡張性を備えた設計となっています。
提供内容:
・映像コンセプト設計
・時間帯/季節に応じたビジュアル制作(ループ映像)
・制御システム開発(スケジュール管理/自動切替/7枚のディスプレイを同時制御)
・ディスプレイレイアウトシミュレーション
・外部映像信号入力
使用技術:TouchDesigner、Python、リアルタイム制御システム、ディスプレイ同期(※OpenWeather APIは構想段階で実装はなし)
備考:現在もSlit Park内で通年設置中。誰でも体験可能。

12K超高解像度コンテンツ制作
クライアント名: 非公開(展示会・イベント向け)
目的/課題:展示会の基調講演に使用される、横幅11,520pixelの超横長LEDウォールに対応した、
没入感とインパクトのある高精細ビジュアルコンテンツの制作。
内容:登壇者の後ろに広がる超横長スクリーンに合わせて、空間演出と演説の補完を両立させる映像を制作。
会場全体に一体感をもたらすだけでなく、演出としての映像構成にも配慮。
高解像度素材の運用やレンダリングにも対応し、トラブルなく本番をサポート。
提供内容:
・コンセプト設計と演出設計
・12K映像素材の制作(TouchDesigner)
・解像度対応用のモック映像作成
使用技術:TouchDesigner、DaVinci Resolve、12Kレンダリング技術

▲ 横幅11,520px対応の12Kコンテンツ。空間を包み込むような演出が可能に
中銀カプセルタワービル × 点群映像制作
展示名: YAU TEN Exhibition(有楽町アートアーバニズム)
展示場所: 有楽町 micro FOOD & IDEA MARKET
目的/課題:解体された中銀カプセルタワービルの記憶と存在感を、
点群データを通して再構成・再体験できるアート作品として映像化。
未来への記録と表現の融合をテーマに制作されました。
内容:ARCHI HATCHが撮影・提供した中銀カプセルタワービルの点群データをもとに、
建築的構造を視覚的に再現・変容させるビジュアライズ映像を制作。
TouchDesignerを用いて、点と線、奥行きとリズムをもった映像構成に仕上げました。
提供内容:
・点群データのビジュアライズ
・アート映像としての編集・演出(ループ再生)
・展示空間に合わせた投影フォーマットの整備
使用技術:TouchDesigner、点群データ変換ツール、AfterEffects
備考:本作品はYAU(有楽町アートアーバニズム)主催の展示企画「YAU TEN」にて上映。
都市と建築の記憶を、データとアートの融合によって表現する試みとして注目を集めました。
この技術・表現手法は、他の文化財/建築物のアーカイブ・展示にも応用可能です。
